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Geeklog 1.7.1へのアップグレードのポイント

  • 2010/12/28 08:27 JST
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Geeklog
Geeklog 1.7.1では様々なデバッグだけでなく,テンプレートに自動タグが利用できるようになりました。開発内容としてはそれほど大きくありませんが,利用者側としては,これは大きな機能アップです。
 
自動タグの例として,QRコードプラグインが提供するQRコードの自動タグqrcode:をテンプレートに貼り付けたりすることもできます。静的ページのコンテンツを出力する自動タグstaticpage_content:をそのまま埋め込むことも可能です。
 
デバッグや数々の機能追加だけでなく,セキュリティ対策が続々と追加され,高速化されています。
 
変更履歴
 
機能アップ詳細
 
次に,Geeklog 1.7.1へのアップグレードのポイントをご紹介します。
 

どのバージョンにおいても,現状サイトをディレクトリ名を変えることでバックアップすることをおすすめします。最新版のソースを自動インストーラまたはFTPソフトでサーバーにアップロード。/images/articles, topics, userphotos,library を上書き。ProfessionalCSSをサイトのテーマ名にリネームして,現行サイトの/layout/テーマ/custom.css, custom/images/を上書きしてテーマを用意しておきます。

tkgmapsプラグインだけは不要になるファイル(上書きではエラーをおこす)があるので,上記の方法でなく上書きしてアップグレードする場合は注意が必要です。プラグインのドキュメントを参照してください。

lib-custom.css は,デフォルトのままサイトを立ち上げ,インストール後サイトがエラーになったときに不足している関数だけ追加することをお勧めします。アップグレードにより,カスタム関数が不要になる場合があるためです。

1.7.0からのアップグレード

ほとんどテーブルの変更はなく,問題なくアップグレードできます。アンケートプラグインだけは無効にして,アップグレードしたほうが無難です。(アンケートプラグインでエラーを起こすことが何度も発生)
 

1.5, 1.6からのアップグレード

記事や静的ページで,テーブル構造が大きく変わったので注意が必要です。
プラグインは,gl_pluginsに登録した順番にアップグレード処理を行います。
プラグインのどれかでアップグレードが失敗して中断した場合,その後ろのプラグインはアップグレードされないままになります。
静的ページがアップグレードされないままの場合は,サイトがすぐにエラーになってアップグレードもできないのでやっかいです。
gl_pluginsのテーブルで,あらかじめ静的ページを一番最初に移動させておけば安心でしょう。さらにアンケートプラグインを一番下に移動して無効にしておくと良いでしょう。
 
すでにコンフィギュレーションがデータベース管理になっているのでその点の変更はなく,おなじutf-8からのアップグレードなので,1.4以下からのアップグレードよりかなり楽です。
 
日本語化プラグインをかならずインストールして一括実行をおこなってください。日本語メール を日本語化プラグインで行うようになったため,再度実行する必要があります。逆に,日本語メールのためのカスタム関数は不要になります。
 

1.3, 1.4からのアップグレード

1.5未満からのアップグレードは少々やっかいですが,もちろんアップグレードSQLを提供しているので可能です。
 
ただし,1.5未満の時代のサーバーのスペックが古く,アップグレードできない場合があるので,スペックを確認してください。
PHP MySQLのどちらかでも5未満であれば乗り換えを強くお勧めします。
1.7.1の静的ページプラグインはすでにPHP4に対応していないようです。
1.8からは本体も対応しません。
 
1.5未満のバージョンではconfig.phpでコンフィギュレーションを定義していました。その情報をあわせてアップグレードするために,アップグレードする場合は,config.phpもそのままのこしてアップグレードします。
ただし,config.phpはEUCで定義している場合,utf-8にエンコードを変更し,言語ファイルも,japanese.phpからjapanese_utf-8.phpに変更します。
データベースも一旦phpMyAdminで書き出してエンコードがujisになっていればすべてutf-8に置換し,エンコードをutf-8にしてバックアップファイルを拡張子sqlで用意します。
さらに,UTF-8でデータベースを作成したうえでインポートします。
 

移行スクリプト

別のパス,ドメイン,サーバーへのアップグレードは,インストーラの移行スクリプトが便利です。
アップグレードで失敗しても成功するまで何度でも簡単に実行できるので,単にアップグレードするだけの場合でも移行スクリプトを利用できます。
 
サイトが表示できなくなったら,rescue.phpをアップロードしてすぐに復旧させましょう。
ダウンロード:
 

MySQLをエクセル形式でエクスポート・インポート

phpMyAdminがあたらしければ,エクセル形式でエクスポートとインポートができて大変便利です。無ければ,サーバー環境をアップグレードするか,できなければ乗換えをお勧めします。
アップグレードに対応していないプラグインの場合,たとえばnavmanやDataBoxのBetaバージョンからのアップグレードでは,プラグインをアンインストールしてインストールしなおす必要があります。この場合,あらかじめそのプラグインが利用しているデータベースのテーブルgl_nav*** gl_databox_*** をエクセル形式でエクスポートしておき,プラグイン新規インストール後,あたらしいテーブル構造に変更してインポートしなおすと楽に移行できます。
 
 
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